助産師を目指している看護学生です。総合病院の看護師さんから、「助産師の数が増え、お産の数が減っているから、助産師の資格をとっても働けない可能性が高い。看護師として働いた方が良い」と言われました。今は卒業後、すぐに助産師の専門学校に通おうと思っているのですが、このまま助産師の飽和状態が続くようであるなら、高い学費を払ってまで、助産学校に通うべきではないでしょうか？看護師として働いた方が良いんでしょうか？

助産師を目指す看護学生の皆さん、お悩みの点について深く理解しています。まず、助産師の需要と供給のバランスについてですが、確かに近年、助産師の数は増加傾向にあり、一方で出生率の低下により、お産の数は減少しています。これにより、一部の地域では助産師の需要が減少し、就職難の問題が生じていることも事実です。

しかし、これは全国的な状況ではなく、都市部と地方部では状況が異なります。都市部では医療機関が集中し、助産師の需要も高い一方、地方部では助産師の不足が問題となっています。また、助産師はお産だけでなく、妊婦健診や産後ケアなど幅広い領域で活躍することができます。これらの点を考慮すると、助産師としての就職の可能性は依然としてあります。

さらに、助産師の資格を取得することは、看護師としてのスキルアップにも繋がります。助産師の知識と経験は、看護師としてのキャリアにプラスの影響を与えることが多いです。そのため、助産師の資格を取得することは、一つの選択肢として十分に検討に値します。

最終的な判断は、あなた自身のキャリアプランとライフスタイルに基づいて行うべきです。助産師になることがあなたの夢であり、その道を進むことに価値を感じるのであれば、その夢を追うことは決して間違っていないでしょう。一方で、看護師としてのキャリアを優先したい場合は、まず看護師として働きながら、機会があれば助産師の資格を取得するという選択もあります。

結論として、助産師の資格取得には価値があり、就職の可能性もありますが、その判断はあなた自身のキャリア目標と現実的な状況を考慮して行うべきです。