28歳女性です。事情があり高校卒業後派遣やアルバイトなどを繰り返してきました。現在日雇いで働いています。医療系の職につきたく、理学療法士か看護師の3年制の専門学校に行くつもりなのですが、どちらにするか迷っています。それぞれどんな人が適性があるか、専門学校での勉強量、勉強内容の違い、総合的にどちらがおすすめか、どちらか経験のある人の体験談でも構いません。日雇い派遣を続けるのは精神的にきつく、たとえ時給の低いパートでも良いので専門職に就きたいです。よろしくお願いいたします。

理学療法士と看護師はどちらも医療分野で重要な役割を果たす職業ですが、それぞれの適性や専門学校での学習内容、将来のキャリアパスには大きな違いがあります。

理学療法士（PT）は、患者の身体機能の回復を支援する専門職です。適性としては、身体的な強さと忍耐力、そして患者とのコミュニケーション能力が求められます。専門学校では、解剖学、生理学、運動学、そして具体的な治療技術などを学びます。理学療法士は、病院やリハビリセンター、訪問看護ステーションなどで働くことが多く、キャリアアップの機会も多いです。

看護師（RN）は、患者の全面的なケアを担当する職業です。適性としては、情緒的な安定性、迅速な判断力、そして多面的なコミュニケーションスキルが必要です。専門学校では、基礎医学、看護技術、薬学、そして患者ケアの倫理などを学びます。看護師は、病院、診療所、介護施設など幅広い場所で働くことができ、特に病院でのキャリアパスは非常に充実しています。

勉強量と内容の違いについては、理学療法士の方が物理的な治療技術に重点が置かれるため、実技の練習が多く、身体的な負荷が大きいかもしれません。一方、看護師は患者ケアの多面的な側面を学ぶため、理論的な知識と実践的な技術の両方をバランスよく学びます。

総合的なおすすめとしては、あなたの身体的な強さとコミュニケーション能力、そして将来のキャリアパスを考慮することが重要です。理学療法士は技術的なスキルが求められる一方、看護師は患者との深い関わりが求められます。どちらの職業も社会的に重要で、精神的な満足感を得られる可能性が高いですが、あなたの個人的な適性と将来の目標に最も合う選択をすることが最も重要です。

体験談としては、理学療法士として働いている人は、患者の回復に直接関わることで大きな達成感を感じる一方、身体的な負荷が大きいと感じることもあります。看護師として働いている人は、患者との深い関わりから精神的な充実感を得る一方、勤務時間やストレスが大きいと感じることもあります。

最終的な決定にあたっては、専門学校のオープンキャンパスに参加して、実際の授業や学生生活を体験することをおすすめします。また、現役の理学療法士や看護師にインタビューを行い、それぞれの職業の実際の仕事内容や生活スタイルを詳しく聞くことも有益です。これらの情報を基に、あなたの適性と将来の目標に最も合う選択をすることができるでしょう。