貧困が自己責任と言われる人の気持ちが理解できません。時給910円でフリーターをしていますが、月200時間働いても月18万円で、税金などを引くと手取りは15万円です。日本の現状は本当にこれでいいのでしょうか？

貧困が自己責任という考え方については、社会的背景や個人の経験、価値観によって異なる見解があります。しかし、時給910円で月200時間働いても手取り15万円という状況は、生活の質を維持するのに十分ではないと考えられます。日本の最低賃金は地域によって異なりますが、全国平均でも約900円程度であり、これは生活水準を維持するのに十分ではないとされています。

フリーターとして働く場合、雇用形態の特性上、安定した収入や福利厚生が得られないことが多く、長期的な生活計画を立てるのが難しい場合があります。また、税金や社会保険料などが引かれると、手取り額はさらに減少します。このような状況では、貯蓄や投資などの将来のための資金形成が困難となり、経済的な不安定さが増大します。

日本政府は、最低賃金の引き上げや非正規雇用の改善に向けた政策を進めていますが、まだまだ改善の余地があります。労働者の権利や生活の質を向上させるためには、さらなる社会的な議論と政策の推進が必要です。

また、個人としては、資格取得やスキルアップを通じて就労条件の改善を目指すことや、労働組合に加入して権利を守ることも重要です。社会的な支援制度を活用することも、経済的な負担を軽減する一つの方法です。

日本の現状については、多くの人々が経済的な不安定さを感じており、これが社会全体の課題となっています。この問題を解決するためには、政府、企業、そして個人がそれぞれの役割を果たし、協力していく必要があります。