フリーターはそんなにいけないことですか？しっかり働いて、納めるもの納めてればいいと思うんです。親のすねもかじらず、自立していても駄目なものは駄目？？社員でもろくに仕事せず、お金もらってるよりよほどましかと思うんですが・・。いずれ正社員になること前提でもバカにされたり、国がフリーターを減らす対策をしようとしてますが・・・・。どうなんでしょう？

フリーターという働き方に対する社会的な評価は、日本では複雑です。フリーターとは、主に若年層が短期間の仕事を繰り返し、正社員としての雇用を避ける働き方を指します。この働き方に対する評価は、個人の働き方や生活スタイルによって大きく異なります。

まず、フリーターが社会的に低く評価される理由の一つは、長期的な雇用の不安定さです。正社員と比較して、フリーターは雇用が不安定であり、給与も低く、福利厚生も充実していないことが多いです。これにより、長期的な生活設計が難しくなり、経済的な不安定さが生じます。

一方で、フリーターには柔軟な働き方が可能であり、多様な仕事を経験することができるというメリットもあります。また、自分の興味や関心に基づいて仕事を選ぶことができるため、仕事に対するモチベーションを保つことができる人もいます。

しかし、フリーターが社会的に低く評価されるもう一つの理由は、その働き方が「自立」という社会的な価値観に反すると考えられていることです。日本社会では、正社員としての雇用が「自立」の象徴とされており、フリーターはそれに反する働き方として見られることがあります。

さらに、国がフリーターを減らす対策を進めている背景には、若年層の雇用の安定化や、経済成長のための労働力の確保があります。フリーターが増えることで、企業は長期的な人材育成が難しくなり、経済全体の活力が低下すると懸念されているためです。

したがって、フリーターが「いけないこと」かどうかは、個人の働き方や生活スタイル、そして社会的な価値観によって異なります。しっかりと働き、納めるものを納めているのであれば、それは立派な働き方であると言えます。ただし、社会的な評価や国の政策によっては、フリーターという働き方が難しい状況に置かれることもあることを理解しておく必要があります。